世界の猛暑被害
今年、日本だけでなく、世界中で災害級の猛暑が続いています。
ヨーロッパ各地で大規模な山林火災が相次ぎ、暑さのために千人以上が亡くなっています。
イギリスでは空港や鉄道の設備が暑さで故障し、一部の運行が中止されています。
北極圏では平均よりも30度以上、南極圏では40度以上高い異常な気温が観測されました。
これほどの高温がもし続くことがあったら、北極や南極の生態系はどうなるでしょうか。
オーストラリアでは6万ヘクタールもの森が焼けてしまいました。
アルゼンチンでは80万ヘクタールが焼ける大火災が発生しました。
干ばつのため、アフリカでは1000万人以上の子どもが健康を脅かされています。
気候変動は灼熱の夏を当たり前にしてしまいました。気候変動は熱波だけでなく、干ばつや森林火災、集中豪雨といったさまざまな異常気象を引き起こします。
自然環境、食糧供給、人々の健康、インフラなどが壊滅的な影響をうけ、今後より広範囲に、頻繁になることが指摘されています。
もはや気候変動は、いまこの瞬間を生きている人々を危機に陥れています。
こうした災害のもとで最も大きな被害を被るのは、より弱い立場にいる子どもたちや、ものいわぬ生きものたちです。
気候変動はさらに、未知の病原体の拡散や、農産物や燃料の市場の混乱によるインフレを助長します。
これ以上の気候変動が進行したら、水や食料の不足に起因する紛争が起こるリスクも高まります。
グリーンピースは、これ以上の異常気象の原因となる気候危機をくいとめるために、世界中であらゆる政府と企業に対策を提案し、責任ある行動を呼びかけ、行政を動かす草の根の市民運動を支えています。
詳しくはグリーンピースのウェブサイトで、ぜひブログを読んでください。
※文と写真:グリーンピース・ジャパン